大阪の友人と2人でEXPO2025大阪・関西万博に行ってきました。
目的としては「貴重な機会なので、必ず行こう」と決めていたことと、福山市で2029年の建設を予定している(仮称)こども未来館に、関西万博のパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」の誘致を検討しており、その視察のためです。
様々な意見や評価が飛び交う万博ですが、少しでも参考になればと長文のレポートになります。
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⚪︎結論として、とても良かったです。行くかどうかで迷っている人も少なくないとは思いますが、ぜひ行って、自分の目で評価した方が良いし、入場料の元は取れると思います。
⚪︎1日で回れる大型パビリオンは4〜5個程度が限界。2週間くらい通い詰めればほぼほぼ制覇できるのでは?良い意味でもそれだけの規模感。
⚪︎ギネス世界記録の大屋根リングは圧倒的。かなりかっこいい。
⚪︎来場者のうち、体感では外国人が20〜30%ほど。パビリオンのスタッフさんも半分以上が現地の外国人。
⚪︎会場MAPは、データをA3サイズPDFで印刷して持参するのが便利。もしくはガイドブック持参がおすすめ。
⚪︎海外パビリオンの飲食の価格は日本の相場の約1.6〜1.8倍。日本食ブースは1〜1.4倍。一部のお店で学割20%引きもあり。コンビニ商品は定価。コンビニも大量に在庫を補充しているようで、在庫は豊富。
⚪︎会場内に自動販売機は多数あり、価格も通常の1〜1.2倍。お水やお茶は130円くらいで購入できます。私は水筒を持参しましたが、飲み物の事前の用意は最悪無くても困らないかも。
⚪︎事前に予約できるパビリオンは1つのみ。確実に見たいパビリオンがあるなら、予約可能日に合わせて来場日を設定すべき。人気パビリオンは当日予約がほぼ取れず、取れても数時間待ちのケースが多い。
⚪︎しっかり楽しみたいなら、平日の朝9:00または10:00に入場がベスト。万博会場への入場10分後に当日予約の権利が発生するため、早い時間からの来場者が人気のパビリオンを先に押さえていくため。
⚪︎アプリとウェブアプリの操作性はかなりイマイチ。リアルタイムの空き状況がわかりづらく、「空いているパビリオン」の検索機能もない。しかも、都度ログインを求められ、その度にワンタイムパスワードを要求されるのが非常に手間。早急に改善されることを祈ります。
⚪︎パビリオンを1つ見終えると、次の当日予約が可能になるが、そもそも空いている場所が見つかりにくく、予約競争も激しい。
⚪︎まだ開業できていないパビリオンも大型のもので2個、テナント型のもので10個程度は確認。とは言え全体の5%未満だと思うので、特に問題は無いかと。
⚪︎午前中は小中学校の遠足や団体ツアーが多い印象。子どもたちはとても楽しそうにしていました。
⚪︎トイレは各所に設置されており、どこも空いていて快適。特に女子トイレに行列が一切なかったことは本当に素晴らしいことだと思います。オールジェンダートイレもあり。
⚪︎休憩スペース・飲食エリアも、やや余裕がある程度には確保されていて不足感はなかった。海外パビリオンの出店総数が計画より減ったことから、そのエリアを休憩スペースにしたという背景はあれど、利用者としてはとても快適だった。
⚪︎小型の日傘、モバイル扇風機、モバイルバッテリーは必携。暑さ・待ち時間対策に有効。基本的に屋外にいる時間がほとんどの万博ですから、夏はかなりしんどいと思われます。
⚪︎ベビーカーや車いすの貸出はあるが数に限りあり。現地でも無料貸し出しはあるが、予約不可で早い者勝ち。必要なら早めの来場を。ベビーカー利用予定の方は持参がベター。
⚪︎会場内は電子決済限定。クレジットカードのタッチ決済が一番スムーズ。
⚪︎15:00や16:00を過ぎると、小中学生を中心に団体客が一気に帰路につき、人気パビリオン以外は比較的ゆとりが出てくる。
⚪︎各パビリオンの外観は、それぞれが個性にあふれ、本当に素晴らしいデザイン。つい写真を撮るのに夢中になってしまいそうですが、目でしっかり見て、感性に訴える方が、ずっと満足感が高かったように感じる。故に写真はほどほどに抑えるよう意識しましたし、写真を撮りはじめたら本当にキリがない(笑)
⚪︎バリアフリー設計が徹底されており、会場内は段差がほとんどなく、多目的トイレも充実していて安心。
⚪︎昨今の人手不足の中、よくここまでの雇用を実現したと思う。本当にすごい。
⚪︎ 最後に、賛否の声が渦巻き、時には心ない誹謗中傷にも晒されながらも、この壮大なプロジェクトを形にされた関係者の皆様に、心からの敬意を表します。
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【いのちの遊び場 クラゲ館】
「いのちの遊び場 クラゲ館」は、音と光で五感を刺激する体験型パビリオン。
名前の通り、クラゲのようにふわっと浮遊するような、自由でのびのびとした時間を過ごしてもらいたい、というコンセプトです。
子ども未来館の方向性と非常に親和性が高く、誘致に向けた検討を進めるうえで多くの学びがありました。
入り口ゲートで入場者数をカウントするスタッフさんに聞いたところ、4月18日の来場者数はおよそ1万人とのことでした。
本日は朝から奈良駅前の視察を行い、午後からは大阪府議会議員との打ち合わせです。
夜には福山市に戻ります








