【第3回福山市多文化共生推進プラン検討懇話会】
本日10月9日(水)10:00より福山市役所にて開催された、「第3回福山市多文化共生推進プラン検討懇話会」へ参加させていただきました。
福山市の在住外国人の方は右肩上がりで伸び続け、2019年には10,000人を超えておりました。
コロナ禍に8,000人程度まで下がりましたが、コロナ明けから再び伸び、2024年にはついに11,000人を突破しました。
本日の第3回の懇話会では、在住外国人の方々に対して実施した「生活に関するアンケート結果」をベースに、現在の状況や今後の対策と、「(仮称)福山市多文化共生推進プランの骨子」について話し合われました。
以下、アンケート結果とそれに対する議論です。
「→」は私が考える解決策をちょこっと。
⚫︎福山市へ住む上で困っていることは?
・日本語が話せない(23%程度)
・台風、地震など、災害が怖い。
・近所の方とコミュニケーションが取れない。
・病院で言葉が通じない。
・(親が)学校のお便りを読めない
⚫︎福山市へ10年以上住み続けたい人は?
・約50%
⚫︎在住外国人の方をサポートする市役所の公的な窓口の存在は知っている?使ったことある?
・「存在を知らない」「利用したことがない」が80%以上
→「みんなで相談窓口に行ってみるツアー」的なものを数回(国別のバランスも調整)実施すれば、その後は自ずと口コミで広がるのでは。
⚫︎日本語が話せるようになったら何がしたい?
・祭など、近所のイベントに参加したい
・ボランティア活動をしたい。
→「入り口」と「受け入れ側」を整理し、祭などの共通体験を通じて、地域参画を進めるとともに、祭の後継者探しにも繋がる。
アドバイザーの #田村太郎 さんの発言でとても印象的だった言葉があります。
「地域の祭は、防災に繋がるんです。祭を通じて連絡を取り合ったり、柱を運んだり、水を汲んだりすることは、全て防災に繋がる活動です。つまり、祭を開催できない地域ってことは、防災ができないということなんです。その点でも、外国人の方に祭に関わっていただくことを検討できないか。」
私としても、社会との接点づくりに困っている方や障害がある方、そして在住外国人の方々へ、後継者不足の祭へどうすれば参画していただけるか?を考えてきた人間ではありましたが、ここまで具体かつ地域課題の本質を捉えた言葉は初めてだったので、痺れましたね。
福山市の在住外国人は今後も増え続けることが予想されます。