
◆貝原大和
福山市の皆様、おはようございます。誠友会の貝原大和です。頑張る人が報われる福山実現のために懸命に取り組ませていただきます。
本日は、子ども未来館について3点、福山駅前のまちづくりについて7点、質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
まず、(仮称)子ども未来館についてお伺いします。
この施般はSTEAM教育を軸に、知的好奇心を喚起し、未来に向けて挑戦する心を育む拠点として計画されています。将来を担う世代に、未来の技術や新しい価値観に触れる機会を提供する重要な事業であると認識しています。その象徴として、いのちの遊び場クラゲ館を大阪・関西万博の閉幕後に予定されている移築公募へ参加するとの意向が、枝広市長より9月2日の会見にて発表されました。ただし、移築対象は膜屋根と創造の木に限られると伺っており、話題性やデザイン面の効果は期待できる一方、教育的成果やSTEAM教育との結びつきは未知数です。加えて、多額の費用に見合う効果の検証、移築後の運営方法や維持管理に関しましても重要な論点であると考えます。
そこで、お伺いします。
まず、今回のクラゲ館の移築は5億円を超える大きな投資です。子ども未来館へクラゲ館の膜屋根と創造の木を移築することの狙いやSTEAM教育の理念とどのように結びつくのか、見解をお示しください。
移築は、一時的な話題性にとどまらず、長期的な維持管理や教育効果が問われます。今後、指定管理者を募集し、子ども未来館を含めた運営を委託していくことになると思いますが、本市としてはどのような活用を想定されているのか、お聞かせください。
また、クラゲ館の移築が将来的に本市へどのような価値をもたらすと想定しているか、お示しください。
次に、福山駅前再整備についてお尋ねします。
福山駅前の在り方は、今後の福山の未来を大きく左右する計画であり、市民や来訪者にとって魅力的で利便性の高い玄関口となることが求められています。これまで有識者や関係団体を巻き込み、協議会や分科会を数多く重ね、実証実験も実施し、長い時間をかけて議論が行われてきました。しかしながら、その積み重ねを経て、昨年11月に発表された福山駅南口の全面広場化及び北口バスターミナルの整備計画は、さんすて福山の一部解体が困難であることから事実上見送られ、振出しとなりました。
また、市民の皆様への周知が十分でなかったことや反対の声も存在していたと考えます。もちろん、これまでの検討が全て無に帰したわけではなく、蓄積された知見や議論の成果は今後の計画に生かされるべきものだと認識しています。その上で、この4年間、多額の費用、多くの人の時間を投じてきた以上、現状を受け止め、次にどうつなげていくかが問われていると考えます。
そこで、伺います。
まず、このような結果に至った理由を本市としてはどのように分析しておられるか、見解を伺います。
また、これまで駅前広場再整備の検討に要した費用の実態についてお示しください。
枝広市長からは、9月8日の定例会初日において、経済界や商店街の皆さんのほか、子育て世代や高齢者、障害者の団体などにも意見交換を行う予定です。こうしたプロセスの中で、新たな都市空間のイメージを示し、年度内に基本計画を取りまとめてまいりますと説明がありました。今後の駅前再整備について、どのような方向性で進めていく予定であるか、具体をお示しください。
最後に、福山駅前の駐輪場整備についてお尋ねいたします。
福山駅前のにぎわいを生み出すため、自転車ユーザーへの環境整備は重要な要素であると考えます。無料駐輪場については、令和7年2025年7月1日から、新たにおもいやり駐輪スペース21台が整備され、合計3107台、有料駐輪場については、遊休スペースを活用したラック式駐輪場の設置をかねてより要望してまいりましたが、令和7年2025年2月から天満屋南側の敷地に62台分が新設されました。市民の皆様からも感謝の声が多数寄せられており、迅速な対応に深く感謝を申し上げます。
現在、本市が運営する福山駅南有料自転車駐車場のほか、三之丸町のニューキャスパ、東桜町のアイネスフクヤマ、伏見町のトラストパーク伏見町駐輪場など、民間の有料駐輪場が徐々に増加しており、市民の間でも、利便性が高ければ有料でも利用するという相場感が広がりつつあるとともに、ロックできるできる有料駐輪場のほうが安心というニーズも存在します。福山駅周辺の人口増加が見込まれる中、福山駅前にさらに人を呼び込み、経済の循環を加速させるためには一層の駐輪場整備は不可欠と考えます。
そこで、伺います。
まず、道路上の放置自転車や駐輪場に長期間置かれたままの自転車の現状についてお聞かせください。あわせて、それに対する具体的な対応状況をお聞かせください。
福山駅の南北に新設したおもいやり駐輪スペースの最終的なイニシャルコスト、ランニングコスト、利用状況及び市民の反響について、実態をお示しください。また、課題があればお聞かせください。
福山駅南有料自転車駐車場の利用状況についてお示しください。
最後に、本市としては、今後の福山駅前の駐輪場整備についてどのようにお考えか、見解をお聞かせください。
以上です。
◎市長(枝広直幹)
貝原議員の御質問にお答えいたします。
初めに、(仮称)子ども未来館についてであります。
未来館とクラゲ館は、STEAM教育の視点を取り入れ、こどもの創造力を育むという点で親和性が高い施設と考えています。このため未来館の屋外フィールドとして、クラゲ館の最大の特徴である膜屋根と創造の木の移築を目指すものであります。移築が実現すれば、自然の光や風を最大限生かした環境負荷の少ない空間で、遊びと学び、創造を体験できる場、多世代が交流できる場として多くの市民に活用していただきたいと考えています。
また、単なる万博パビリオンの移築という話題性の問題ではなく、クラゲ館はリユースを想定した建築技術、特徴的なデザインが魅力であり、万博の記憶とともに後世に継承していく価値があるものと考えています。こうした様々なチャレンジに、福山は名乗りを上げたということであります。
次に、福山駅前再整備についてであります。
路線バスが北口広場のバスターミナルへ円滑にアクセスするためには、さんすて福山の一部解体が必要となるため、昨年9月から、所有者であるJRグループがその可否について検討してきました。しかし、今年7月の広場協議会で、JR西日本から一部解体後の建物の構造や設備の移転先などについて、現時点では課題の解決策が見いだせないとの説明があったため、当面見送ることとしたものであります。議論が振出しに戻ったわけではありません。
これまでに要した再整備の検討費用は、駅前広場に対する機能検証や実証実験などを全て含めて総額約2億2200万円、うち国費は約1億400万円であります。
今後は、議論の焦点を駅前広場の在り方に絞った上で、ふくまちヒロバラボでの議論や様々な団体との意見交換を行います。11月に開催予定の広場協議会で新たな計画案、たたき台をお示しし、その後、必要に応じ、市民の皆様の御意見も聞きながら、年度内に基本計画を取りまとめていきます。
次に、放置自転車についてであります。
警告書のシールをつけ、放置禁止区域であればその日のうちに、区域外であれば7日間経過後に撤去します。福山駅周辺においては、今年度8月末までに15台を撤去しました。市営駐輪場についても、2週間経過後に撤去しており、その数は例年約400台であります。
次に、おもいやり駐輪スペースの設置費は約380万円、運営費は月約15万円となっています。
利用状況でありますが、今後精査いたします。現時点で、16時時点の駐輪台数を例に申し上げれば、8月における1日平均で南側は11台、北側は2台となっていました。高齢者や小さなお子様を連れた利用者からは、駅近くに停めることができて非常に助かっているとの御意見をいただいている一方で、対象外と思われる利用も見受けられることから、啓発ビラを貼った上で、閉鎖する午後8時には一時撤去することとしています。
次に、福山駅南有料自転車駐車場の利用状況でありますが、定期利用では、収容スペース585台分に対し、日平均延べ約680台であります。一時利用では、収容スペース120台分に対し、日平均延べ約100台となっています。
駐輪場の整備については、広場整備に合わせて検討していきます。
以上で貝原議員の御質問に対する答弁といたします。
◆貝原大和
全般にわたり御答弁いただきましたので、これより再質問をさせていただきます。
まずは、子ども未来館に移築を検討しているクラゲ館についてでございます。
このクラゲ館がどれほどの価値があるかというものを見たいと思いまして、私は4月と7月に万博に参らせていただきました。市民、国民の税金を約5億円強使うという投資でございますので、市民、国民の方に狙いや効果が伝わる必要があると思います。また、掲げられているSTEAM教育との結びつきについても確認をさせていただきたいと思っております。
まず、最初の質問ではございますが、万博のパビリオン、多くがリユースを前提に構成されておりますが、様々選択肢がある中で、このクラゲ館を選定した理由をお示しください。
◎保育施設担当部長兼企画政策部参与(神原明子)
クラゲ館の選定に当たりましては、民間活力導入可能性調査ですとか、外部有識者で構成されております検討委員会での意見を踏まえて総合的に判断をいたしました。
さらに、移築するパビリオンの検討に当たっては、親和性のほか、維持管理面、リユース面も考慮いたしております。
検討委員会でいただいた御意見、議論については、検討委員会そのものにつきましては公開で行っておりまして、皆様から活発な議論をいただいたところでございます。
昨年度、日本国際博覧会協会にリユース検討申出書というものを提出いたしまして、協会とやり取りを行っておりますけれども、本市が未来館の整備を予定していること、そして検討していることもをお伝えしておりまして、その委員の中に中島さち子さんが入っておることもお伝えしているところでございます。
以上でございます。
◆貝原大和
様々な方々の議論で総合的にという話はありましたが、分かりやすく言うとどういったポイントでしょうか。
◎保育施設担当部長兼企画政策部参与(神原明子)
総合的にというところでございますけれども、万博の特徴であります、市長御答弁申し上げたとおり、万博のレガシーでありますとか、福山に移築したときの、先ほど申し上げましたとおり維持管理面を考慮したものでございます。
以上でございます。
◆貝原大和
その上でクラゲ館の膜屋根と創造の木のみが対象となる、この理由は何でしょうか。
◎保育施設担当部長兼企画政策部参与(神原明子)
クラゲ館につきましては、揺らぎのある遊びといったものをテーマにしておられます。揺らぎのある遊びを象徴するのがクラゲという定義がなされております。クラゲを一番表現しているのが膜屋根であります。そして、こどもの創造性を育むといったところが目的でございますので、それを象徴する創造の木、その2種類を象徴していると考えております。
以上でございます。
◆貝原大和
移築が2つ対象ということは承知いたしました。
次に、数字について教えていただきたいんですけども、移築に係る費用、ランニングコスト、イニシャルコストはいかがかと、あとは耐用年数はどのように伝えられてますでしょうか、教えてください。
◎保育施設担当部長兼企画政策部参与(神原明子)
クラゲ館のランニングコストについては、毎年は基本的にはかからないと、不要と考えております。3年ごとに維持管理費として15万円、定期点検として15万円、10年ごとに膜の張り替えですとか、鉄骨の塗装、そういったものに6000万円ほどかかると想定しております。
ただし、10年ごとの膜の張り替えにつきましては、設置場所の状況等にもよりますので、必ずしも10年とは限らないとお聞きしております。
以上でございます。
あと耐用年数につきましては、約40年とお聞きしております。
◆貝原大和
移築のイニシャルコストが5億300万円と、3年ごとに15万円、10年で6000万円ということは、ならすと年605万円、高くてもその数字かなと思うんですが、この同規模の予算があれば、その他選択肢もあると思います。例えば、市民の方々から聞くのは、屋内の遊び場が欲しいとか、運動できる公園が欲しいとか、そういった声もありますが、その上でもこのクラゲ館が数字も含めて望ましいと思われた、その検証、比較の検証はありますでしょうか。
◎保育施設担当部長兼企画政策部参与(神原明子)
繰り返しにはなるんですけれども、民間活力導入可能性調査の結果でありますとか、整備等検討委員会での意見、そうしたものが根拠になると考えております。
◆貝原大和
承知いたしました。
では、次に、クラゲ館のプロデューサー、中島さち子さんに関して質問させていただきたいと思います。
中島さちこさんは、STEAM教育の第一人者であり、実績も知見も抜群でございますし、またジャズピアニストであり、数学オリンピック金メダリストという実績もございます。この万博会場のクラゲ館は、数学と音を活用した、中島さち子さんの知見を活用したパビリオンだと聞いておりますが、移築後もそのような活用方法は想定されますでしょうか、教えてください。
◎保育施設担当部長兼企画政策部参与(神原明子)
移築後のクラゲ館の活用方法のお尋ねについてでございます。
クラゲ館は、未来館の屋外フィールドとして、遊びと学び、創造を体験できる場、多世代が交流できる場として活用したいと考えております。
具体的には、屋外での実施が適している科学実験ですとかサイエンスショー、企画展示、発表の場などを想定しているところです。
以上でございます。
◆貝原大和
中島さち子さんについてもう一点ございます。
未来館の整備等検討委員会に第1回から参画をされております。その方がこのクラゲ館のプロデューサーでもございます。このクラゲ館が移築されたとしても、中島さち子さんに金銭的なメリットはございませんが、一プロデューサーとして、とある自治体が募集し、そこで運用されるということは、彼女にとっても大きな実績にはなるかと思います。整備等検討委員にいらっしゃったという、この距離感の近さに関しまして、市民の方から忖度や癒着というものを考えられたりはしないでしょうか。その点に関しまして何か対策などございますでしょうか。
◎保育施設担当部長兼企画政策部参与(神原明子)
先ほども御答弁いたして繰り返しになりますけれども、確かに中島さち子さんは、クラゲ館のプロデューサーであり、整備等検討委員会の委員、それはもう当初の基本計画のときからの委員でいらっしゃいます。そうした事実を踏まえまして、その検討委員会につきましても、先ほど申し上げたとおり常に公開で行っておりますし、リユース検討申出書を博覧会協会に提出した際にも、プロデューサーである中島さち子さんがいらっしゃるということはお伝えもして、協議を行っているところでございます。
また、協会のほうが移築先を決定されるという際には、公募時に公開される協会の評価内容のほかに、国や協会等で構成される処分委員会というものがあるんですが、その手続を経て行われるもので、公平に決定されるものと考えております。
以上でございます。
◆貝原大和
承知いたしました。そのような疑念が生まれないように情報発信と、委員の方々にも共有をしていただけたらと思います。
続きましては、今後の話、プログラムについてまた説明を聞かせていただきたいんですけども、STEAM教育を確かなものにするために移築後、どういった団体と連携をするか、そしてそれを仕組み化するか、その点について何か構想があれば教えてください。
◎保育施設担当部長兼企画政策部参与(神原明子)
クラゲ館については、未来館の屋外フィールドとして活用する予定でおりますので、今後、未来館についてはDBO方式で事業者を募ってまいる考えであります。その際に提案型の事業については、提案していただくようになっております。
ですけれども、今現在、内容につきましては、STEAM教育を基本としておりますので、科学を中心とした数学的なもの、そしてアート的なもの、そういったものを御提案いただいて、福山の子ども未来館ができ、そしてその屋外フィールドとしてクラゲ館が活用されて、クラゲ館の内容が決定されていくものと考えております。
以上です。
◆貝原大和
今後委託する業者にどういったことをお願いするかという方針は分かりました。ぜひこの規模も大きく、かつ実態としては中身がないものになってしまいますので、業者の方々に具体的にどういったものをやっていくかっていうものは、しっかりとイニシアチブを持ってコントロールしていただきたいと思います。
今後の情報発信についても聞かせていただきたいんですが、市民の方々に納得感をいただく、またはこのクラゲ館の移築により期待を持ってもらうためにどういった情報発信を計画されているか、お聞かせください。
◎保育施設担当部長兼企画政策部参与(神原明子)
情報発信につきましては、未来館の今後決まっていく内容について正確性とスピードを重視することはもちろんのこと、最近ではテレビや新聞よりSNSなどで情報を得る人も増加していることから、そして何よりも子ども未来館、若い人のためのものでございます。多世代交流のエリアではあるんですけど、子ども未来館に限ってはそういったところがございますので、こうしたSNSなど複数のチャネルを組み合わせて視覚的で分かりやすい表現の情報発信に努めてまいりたいと考えております。
◆貝原大和
御答弁ありがとうございます。多世代という言葉ですけど、やはり子ども未来館の屋外スペースということで、メインターゲットは若い方かなと思います。先ほどSNSを活用してというふうにありましたが、ぜひこういった使い方をしたいみたいな、そういう巻き込み型というものも検討にいただきまして、業者の方々と、このクラゲ館移築の投資がいいものであるというふうに市民の方に思っていただけるよう引き続き進めていただきたいと思います。
それでは次に、福山駅前再整備に移らせていただきます。
まず、前提としまして、この福山駅前のこれからの在り方というのは非常に難しいテーマだと考えております。誰にとっても100点のものはございませんし、立場や状況が違えば、ニーズも大きく異なります。ここに対して市の職員様が懸命に向き合われていることに関しては、非常に敬意を表します。その上で、これからの福山駅前がよりよくなっていただきたい、その上で質問をさせていただきたいと思います。
まず、昨日、一般質問の中で木村素子議員とのやり取りで、福山駅南口に広場を設けるということは前提という話がございました。この認識はお間違いないでしょうか、確認させてください。
◎福山駅周辺再生推進部長(村上正人)
現在の駅前の姿、これを変えていく、そのために交通結節機能と広場機能、これが融合した新たな場所をつくっていく、その考えでございます。
◆貝原大和
承知いたしました。交通結節機能と広場機能というところでございました。
私自身の考えとしましては、全面広場化には反対の立場でございます。理由は3つございます。
1つ目に、福山駅前のみで完結をしていただきたくないからでございます。憩いの場やイベントは、福山駅前以外の商店街や広場、様々公園もございますので、駅前に人へ集めてしまえば、かえってその周辺の集客を奪ってしまうと考えているためです。
2つ目に、大きな広場イコール人のにぎわいというものは過大評価だと考えております。広場をつくれば人が集まり、起業や投資が生まれるというロジックは大都市ではございますが、45万人強の福山市では非常に難しいことかと思ってます。
3つ目に、駅前はあくまで交通結節点が非常に重要だと考えております。まず、移動の利便性を一定レベル担保する、その優先順位は明らかかと思います。バスやタクシーも遠くなれば、市民や来訪者にとっても不便になると考えており、私自身としましては、この6000平方メートルの約半分を広場、約半分を交通結節点にしていただくものが最適解なのかなとは思いながら、その上でこの質疑に臨ませていただきます。
まず、ここまでの4年間で、福山駅前の在り方として幾度と協議会やシンポジウム、様々されてきました。そのうちの一つの答えとしまして、北口のバスターミナル、そして南側の全面広場化でございました。まず、その計画について、知らなかった、聞いていないという声も少なからず多くございました。この点に関しましては、どのような受け止めだったか、教えてください。
◎福山駅周辺再生推進部長(村上正人)
これまでも広場協議会やシンポジウム、それからそういった取組については、会議につきましてはオンライン参加も含めまして全て公開で開催し、ホームページ等でも公開してまいりました。また、広報紙や報道機関への情報提供、ホームページやSNSなどでの情報発信に取り組んできており、またこの本会議、あるいは特別委員会での議論もいただいておりました。
しかし、まだ理解してもらえていないというところにつきましても、御意見もいただいております。そういった中でよりよい計画としていくために、さらにしっかりと広場整備の意義を理解していただき、御意見もいただきながら、よりよい計画にしていくための議論を深めていきたいというふうに捉えております。
以上です。
◆貝原大和
今、御答弁で様々な広報、PRについてお話をいただきましたし、そのうちの一つに議会という言葉もありましたので、私自身も含めて情報発信がまだまだできてなかったのかなというところは反省をしたいと思います。
その上で、実際にこの福山駅、特にJR、バス、タクシーを利用する方々に対してPRやアンケートというものはされましたでしょうか。
◎福山駅周辺再生推進部長(村上正人)
まず、バス、タクシーの利用者の方ですけれども、この駅前広場整備を始めるに当たりまして、現在の駅前広場の機能検証行っております。その一つとして2020年度に行った市民アンケート調査、ここで市民の意識あるいはニーズを把握するために行っておりますけども、そのアンケート、無作為抽出4000名の市民の方を対象に行い、約8000名の方から回答いただいております。その設問の中で、タクシー乗り場を利用するか、あるいは路線バスを利用するか、そういった設問を入れております。その中で、タクシー乗り場を利用することがあるという方が約36%、路線バスを利用する方、約38%おられました。その方にはさらに現在の交通空間の評価についてお伺いをしております。その中でどういったニーズがあるか、例えば駅舎からの近さ、あるいは乗り場の分かりやすさ、そういった評価もいただきながら、それを踏まえて現在の駅前広場、これをどう課題として認識して、今後の取組に生かしていくかというところを協議会等にも資料を出しながら議論をしてきております。
また、駅前広場で2度、実証実験を行っております。その中でも、駅前で行うというところで、駅前で直接駅を利用されている方にもアプローチを行っております。
また、タクシーの運行に対する実験も行っております。そういったタクシー事業者を通じてでありますが、利用者からの反応といったこともヒアリングを行っているところであります。
以上です。
◆貝原大和
では、なぜ今になって知らなかった、その計画を知らないという方の声があるのでしょうか。何か原因を考えてますか。
◎福山駅周辺再生推進部長(村上正人)
そういった取組の中でも知らなかったという発言、御意見があるということにつきましては、広い市域、45万、6万人の市民の中、そこに行き届いてなかったという部分はあろうかと思います。
また、北口広場へのバスターミナルの実現の可能性の検討状況、それらを具体的に説明していく中で報道等のこともあり、新たに関心を持つ方が増え、今まで関心がなかった、それで知らなかったといった御意見にもつながっているものというふうに理解しております。
◆貝原大和
46万人に届けてほしいというものでなく、実際にもっと利用してる方々に寄り添っていただきたいと思っております。もしまだJR、バス、タクシー業者を利用される方に直接PRやアンケートをされていないのであれば、ぜひ御検討いただければ、実際のその方々が毎日利用されているわけでございます。この方法に関しましてはどうでしょうか。
◎福山駅周辺再生推進部長(村上正人)
先ほど御答弁させていただきましたけれども、2020年度に行ったアンケート調査では、タクシー、バスを利用されている方のニーズといいますか、現状に対する課題、あるいは今後に対するニーズ、そのあたりで駅舎からの近さ、あるいは分かりやすさ、こういったものが求められているということについては把握しているつもりでございます。
今後、具体的な計画が出てくる中では、様々な御意見はあろうかと思いますけれども、直接お伺いした課題認識を持って取り組んでまいりたいと思っております。さらには、今後直接利用頻度が高くなると思われる若者や女性など、そういった利用者の視点も今後の議論には加えていきたいというふうに考えております。
以上です。
◆貝原大和
ありがとうございました。私自身も、より情報発信をしっかりして、市民の方に届くように努力をしてまいります。
次に、広場化についての議論をさせてください。
協議会での資料や、あとは西村委員などから、このような発言がよく聞かれます。広場があると人が集い、にぎわいが増え、起業や出店が増え、投資が集まる。そのような説明がありますが、こういったロジックが福山で果たして果たされるかというところに、あまりぴんときておりません。これに関しまして、分かりやすく教えてください。
◎福山駅周辺再生推進部長(村上正人)
我々、駅前広場の議論を行う中で、単に駅前広場1万4000平米のリニューアルを考えているわけではございません。これまで取り組んできた福山駅周辺を一体的に捉えて、その中の駅前広場の位置づけ、あるいは周辺、先ほど議員からもありましたように、周辺への波及効果、こういったものを最大限効果的に発揮できるような、そういった広場空間あるいは広場の整備を考えているところであります。
そういった中で、広場空間ができるということの考えですけども、もちろんそこでイベントを行うことによって、直接そこが目的地となって人が集まるということも効果としてはあります。
しかし、もう一つでありますと、福山駅、ここにつきましては、年間1300万人が利用する備後圏域の玄関口でもございます。そこが現在、通勤通学される市民の方々、あるいは市外からの出張やビジネス、観光などで様々な方が訪れますけれども、その1300万人の方々、多くが単に通り過ぎるだけになっている。そういったために、多くの人が行き交っても、まちの魅力や活力が感じにくくなっているというふうに考えております。その方たちが、一部でも良質な空間にとどまり、滞在し、そこで憩う、そういったことが大事になってこようかと思っております。実証実験でもそうした日常的な居心地のよさを感じて、そこで時間を過ごしていただく方、そこで過ごす時間の豊かさを感じていただける光景があったというふうに思っております。
そういう日常的な景色が都市の魅力として感じられ、またそこでの活動がまちの活力として感じられることで、さらに民間の投資を呼び込む、あるいはそこから周辺の市街地の投資へもつながっていく、人の流れにもつながっていく、そういったことで周辺市街地を一体として魅力的なエリアにしていきたいというふうに考えているものでございます。
◆貝原大和
承知いたしました。
福山駅前のみで完結するものではなく、近隣の中央公園や、それがiti SETOUCHIや美術館前広場、あと2026年には北口の丸之内公園も完成されますので、ぜひ周辺にも波及する駅前にしていただきたいと思います。
最後に、全面広場化が現実的ではないと考える理由について、1点お伝えさせていただきたいのですが。
年々、夏の最高気温が非常に上っております。特にこの2025年7月、8月、本日までの9月17日までは、30度超えが全体の95%、35度超えが39%でございます。全面広場化になったときに、どうしてもそこに滞留し、憩いの場として過ごしてもらえる方っていうのを、これからどんどん気温が上がっていく中では非常に厳しい推測かなと思うんですが、この点に関しまして十分に議論はなされましたでしょうか。
◎福山駅周辺再生推進部長(村上正人)
広場空間の具体的な内容でございますが、そこでの施設の計画については、引き続き管理や運営なども含めて議論が必要かとは思っております。
ただ、協議会の中では、その暑さの問題などについても意見として出ております。そうした中で、例えばのイメージでございますけれども、プロムナードのような木陰空間、あるいは雨や日差しを遮るロングルーフ、またこどもたちの遊び場にもなるような水盤や噴水、ミスト、そういったものを設置するようなアイデアやイメージなども示されております。具体の設計をする中では、そういった暑さ対策についても検討が必要だと思っております。
また、その広場空間の広さの必要性、これにつきましては、先ほど来申し上げました周辺への波及を含めて、どのように人を流していくか、その動線の考え方も大切になってこようかと思っております。特に東西方向、三之丸町と伏見町、あるいは南北、南方向への人の流れ、そういったものが効果的に誘導できるような広場の大きさ、動線、あるいはそこで行われるイベントの規模や種類、そういったものも加味しながら考えていく必要があろうかと思っております。
いずれにしましても、今後また新たに若者、女性など、広場を実際に主に使っていただく、これまであまり意見が聞けてなかった方々からもしっかりと広場の利用、活用についても御意見いただきながら、また広場協議会でも議論を深めてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
◆貝原大和
最後に1点、提案をさせていただきたいと思います。
今後の広場の在り方について、冒頭でも言いましたように、やはり誰しもにとっても100点の駅前というのは非常に難しいというところがございます。例えば駅前の環境、CADや平面図、立面図などで展開し、市民の方々もしくはプロの方々から、どういった駅前がこれからの形としてすばらしいかみたいなものを募集するようなコンテスト、これによって行政の方々のみだけが責任を負わずというものもできるのかなと思いますが、そういったアイデアはいかがでしょうか。
◎福山駅周辺再生推進部長(村上正人)
いろんなアイデアがあろうかと思います。現在、基本計画の策定に取り組んでおります。この基本計画の中では、施設の配置であるとか動線、あるいは景観の考え方や運営面での考え方、こういったものを整理していこうと思っております。その整理の中では、パースなど、市民の方にとってもイメージしやすいようなツールも使いながら説明にも努めてまいりたいと思っております。
また、先ほど議員から御提案のありました、いろいろなツールを使ったアイデア、こういったものにつきましても、実際の実施の設計の段階になりますと、いろいろな手法があろうかと思っております。そのあたりは検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◆貝原大和
ありがとうございました。
最後に、駐輪場について質問させていただきたいと思います。
おもいやり駐輪スペースに関しましてです。これは昨年、冒頭では700万円の予算というところが約380万円に減少され、この努力には感謝を申し上げます。ただ、実際の利用状況としまして、市長からの答弁でもございましたが、ロードバイクや学校の生徒さんの自転車なども多数見受けられます。この状況に関しましての受け止めと、何か対策を教えてください。
◎都市部長兼産業用地担当部長兼福山駅周辺再生推進部参与(難波和通)
おもいやり駐輪場の対象者でない方が使われていることへの受け止めと対策ということでございます。
まず、おもいやり駐輪場につきましては、以前から高齢者の方を中心に、駅周辺に買物に行ったときに便利に使える駐輪場が少なくなって困っているというお声を聞く中で、南側に13台、それから駅の東、北側に8台分を暫定的に整備をさせていただいたところでございます。そういった経過を踏まえると、おもいやり駐輪場対象者の方に使っていただきたいという思いがあります。
我々も、対象者でない方が使っているということを現場のほうで確認をさせていただいております。朝7時半頃に駐輪場のスペースのほうに行けば、学生さんが止められたり、そういったことが見受けられましたので、現場のほうへ出向き、スペースができた経緯ですとか、対象者の方はこういう方ですよとか、そういった啓発をさせていただいていると同時に、今、利用が朝の6時から夜の8時までになっております。そうすると8時にスペースに行きますと、ロードバイクでありますとか、どうも対象者でない方が乗られている自転車のようなのは見受けられますので、そういった自転車につきましては一時撤去をさせていただいて、保管をさせていただいております。その自転車の持ち主が自転車を取りに来たときに、しっかりとおもいやり駐輪スペースの趣旨をお伝えして、御理解をいただいている状況でございます。
引き続きこういった対策を、地道ではございますけれども、しっかりとやっていきながら、おもいやり駐輪場をしっかりと対象者の方に利用していただけるように努力していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◆貝原大和
実態が理解できました。都市交通課の課長さんからも、日々こういった改善をしました、毎日このように撤去をしますというような努力を本当に聞いております。
このおもいやり駐輪スペースという取組はとてもすばらしいところでございますが、若干、性善説に頼っているところがありまして、その結果、その自転車を見て気持ちいい思いをしない方も少なくない数いらっしゃると思いますので、引き続き正しい方に、使っていただきたい方に使っていただけるようにお願いしたいと思います。
最後になりますが、駅前広場含め、駐輪場含め、これから駅前に人口も増え、にぎわいも増えてくるというところで皆様に納得感があり、これからも福山駅前で活動したいという方が増える駅前であってほしいと思います。その中でも自転車に関しましては、移動の安心ということが担保できる、自転車を利用できることで駅前でお金を落としやすい、そういった駅前になっていただきたいと思います。ぜひ市民の声、ニーズ、エビデンス、今後の予測にもしっかり寄り添いながら、市民の方が納得し、生き生きと過ごしたいと思える駅前になっていただきたいと強く願い、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
◎保育施設担当部長兼企画政策部参与(神原明子)
先ほど貝原議員の(仮称)子ども未来館についての御質問の中で、私のほうが、外部の検討委員会は常に公開で行っておりますとお答えいたしました。外部有識者による検討委員会につきましては、原則公開としておりますけれども、非公開のものもございます。ただし、移築につきましては公開で行ってきておりますので、おわびして訂正をいたします。よろしくお願いいたします。
○議長(今岡芳徳)
よろしいですか。
(貝原大和議員「はい」と呼ぶ)

