6月17日(月)から20日(木)の4日間にかけて、令和6年第3回福山市議会定例会の一般質問が行われ、20名の議員が登壇し、福山市政執行部に対して様々なテーマに対して質疑を行いました。
私も6月18日(火)の13時より55分間の持ち時間で登壇し、以下のテーマに対して登壇しました。
①「Rose Expo FUKUYAMA 2025」及び「世界バラ会議」について
1、「Rose Expo FUKUYAMA 2025開催1年前イベント」の成果や課題
2、「Rose Expo FUKUYAMA 2025」及び「世界バラ会議」の進捗状況と今後の戦略
3、福山市の2026年以降の将来的なビジョンについて
4、市民への認知度向上について
②パートナーシップ制度の導入について
1、進捗について
2、市民からの期待や懸念
③福山市内の小学校における給食費の無償化とフードロスの削減について
1、現在の福山市の小学校における給食の食べ残しの状況について
2、給食の食べ残しを減らすためのグラム数見直しについて
3、他市での成功事例から学ぶことについて
長文になりますので、質問台本と市長及び教育長の答弁は次のURLに格納しています。
良ければご覧ください。
また、その日のアーカイブ動画に関しては2週間後くらいにUPされるようですので、UPされ次第また共有させていただきます。
行政側(執行部)と議会議員の答弁の様子としては、現在日本で最も有名な議会は「安芸高田市」でしょう。
安芸高田市の場合は、事前の根回しやそれに対する双方の台本が無い議場であり、石丸氏のアドリブかつ痛快な答弁が大きく話題を呼んでおり、非常に見応えのあるものと言えるかもしれません。
しかし、福山市や他の多くの議会ではそのような状況にありません。
問いたいテーマと具体的内容について、担当課へ伝える「事前通告」という方法を採用しております。
事前に「テーマのみ」を伝える形と「テーマに加えて質問の全文」を伝える形の2種類があり、福山市議会では後者を採用しております。
「え?じゃあ台本あるの?」
そう感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
「ある」「なし」で言うと、あります。
実態としては、自身の登壇日までに一回目の質問台本を作り、それをベースに担当課と細かな打ち合わせをし、執行部側にもある程度の回答をいただき、さらに打ち合わせを続け、当日を迎えます。
ここに結構な時間を費やします。
多くの議会で事前通告を採用している背景として、行政の仕事には、多岐にわたる分野や数値、法律、前例が存在しており、唐突に質問をされてもその場で答えることは非常に難しいです。
加えて議員しても、実態を理解せずに無理難題ばかり要望するような質疑では不毛な時間になります。
私に関しては、7割程度台本を作り、残り3割はいただいた回答に対して追加の要望や見解、再質問をさせていただきました。
加えて、事前通告による質疑においては、以下のようなメリットがあると考えています。
①打ち合わせを通じて、議員としての要望を細かく伝えることができる。
②質疑する旨を伝えることで、実態の具体的な状況や、要望に対する実現可能性などを、執行部がかなり丁寧に調査し報告してくれる。(そのまま実現に結びつくかもしれません。)
③(議員側のスキル次第ですが)行政側の本音を引き出せる。(対立しても何も動きませんから。)
④公文書である議事録に、要望や質疑を残せる。(ここがかなり大きいです。)
⑤(議員自身のメリットになりますが)実態を知ることに繋がり、とても勉強になる。
このような私の認識です。
また、与えられる質疑の時間にも一人ひとり違いがあります。
以下のURLにて、この度各議員に割り振られた持ち時間が見れます。
会派及び無所属議員の時間配分は「均等割」と「人数割」が掛け合わされた複雑な計算式なので、その式の説明は端折りますが、おおよそで言うと、会派に「所属する人数」×「35分〜40分程度」となります。
(3人未満の無所属の議員は1人あたり30分の時間が与えられます。)
故に、会派所属議員の方が、相対的に持ち時間が多いことに加え、会派に所属する議員全員が質問するわけでは無いので、一人当たり40分〜60分程度質問することが可能となり、質疑の深掘りができます。
私を含めた20名の議員が多様なテーマで質疑に臨みましたが、そのテーマや質問の内容もさることながら、準備の仕方、質問の仕方、話し方など、勉強できることがたくさんあり、本当に有意義な時間となりました。
以前の投稿でも申し上げましたが、市議会の一般質問に登壇することは議会議員にとって大きな権利であり、そして自身にとっても福山市を学ぶ貴重な機会だと感じています。
年4回ある一般質問のすべての機会にできる限り挑戦したいと考えております。
引き続き応援よろしくお願いいたします!