2025年12月19日(金)の福山市議会にて可決。
政府が進める物価高対策「重点支援地方交付金」では、自治体に対し「おこめ券(1人3,000円相当)」の配布が推奨されていましたが、福山市はおこめ券は採用せず、より使い勝手の良い「商品券」を配布する方針を示し、福山市議会で可決されました。
正直なところ、私はおこめ券という手法には否定的でした。
理由としては、配布に対する事務手数料が高いこと、お米を食べる人にしか使えないこと、利用方法がかなり拘束されるためです。
県内でも、おこめ券以外の方法を選択する自治体は増えており、例えば大竹市はコイちゃんクーポンの配布方針を示しています。
⚫︎商品券による生活者支援の概要
・市民1人あたり5,000円分の商品券を配布
・住民税非課税世帯等にはさらに5,000円を追加(計1万円)
・発送は早ければ来年2月下旬ごろ
・スーパーや商業施設など幅広い店舗での利用を想定
⚫︎商品券を選択した理由は?
・おこめ券は事務費などの経費率が高い
福山市の商品券は約10%、おこめ券は約12%程度と言われています
・食料品に限定されず、各家庭の生活実態に合わせて使える
・制度設計上、より迅速に支援を届けられる
⚫︎子育て世帯への追加支援も実施
物価高の影響を強く受ける子育て世帯に対し、福山市は国費による「子育て応援手当」を実施します。
・対象:0歳〜高校生相当の子どもを養育する世帯
・給付額:子ども1人あたり2万円
・対象人数:約 7万2,350人
・事業費:約15億円(全額国費)
児童手当の対象世帯に加え、来年度前半に出生する子どもまで対象となる予定です。
物価高が長期化する中で問われるのは、「何を配るか」とともに、「どれだけ早く、どれだけ使いやすく届けられるか」
福山市は、生活者支援と将来世代への投資の両立を意識し、現実的な制度設計を選択したと言えます。


