8月22日(金)の昨夜は、福山市内で活動されている断酒会の例会へ福山市議会議員としてお招きいただき、参加してまいりました。
お酒に悩み苦しむ方々が、自らの経験を分かち合い、仲間と励まし合う場です。
参加者お一人おひとりが断酒に対する強い意志と覚悟を持ち、真剣に取り組まれています。
それぞれが抱えてきたお酒に対する悩みや過去を包み隠さずに語り合い、互いに共感し合う。
ここまでの心理的安全性の高い組織を目の当たりにしたのは初めてで、この組織運営や環境にはとても感動しました。
私は幸いアルコール依存症の経験はありませんが、それだけに皆さまのお話を伺う中で、日々の努力やご家族の支えの重みを強く感じました。
例会ではご挨拶の機会もいただき、感想と敬意をお伝えするとともに、7月中旬にご相談をいただいていた「広報ふくやま」に関する改善についても報告させていただきました。
【広報ふくやまへの改善】
「広報ふくやま」には行政の相談窓口一覧が掲載されていますが、その中の『こころの健康相談(治療中の方は除く)臨床心理士による相談』という欄について、どんな相談ができるのかが分かりにくいという課題がありました。
アルコールの悩みなのか、ストレスや不安のことなのか、ギャンブルのことなのか、具体的に示されていないため、市民の方には利用しづらい状況でした。
この課題に対する提案を行政の担当課へお伝えした結果、9月1日号からはより具体的な相談内容が明記されるよう改善されました。
これは、市民の方が声を届けてくださったからこそ実現したものです。
お声を届けてくださったこと、そして、行政側も迅速に対応してくださったこと、本当にありがたいことです。
今回の例会を通じ、断酒に取り組まれる皆さまの実態や歩みを知り、その挑戦に改めて敬意を抱きました。
同時に、「市民の声が行政を動かす」ということを強く実感しました。
今後もいただいた声を大切にしながら、一つひとつ着実に形にしていけるよう努めてまいります。


