中学3年生の頃。
志望校である誠之館高等学校に行きたい。
その一心で受験勉強を頑張っていた。
毎日夜12時前くらいまで勉強して、寝る直前の30分から1時間だけ、ラジオの「オールナイトニッポンスーパー」を聴く。
それが当時の習慣。
ある日の夜、ラジオからとある曲が流れてきました。
有名なアーティスト、「ゆず」の曲だ。
その日もなんとなく流すように聴いていたのだけど、出だしのハーモニカから一気に引き込まれた。
え、かっこいい。
気持ちいい。
なんだ、この曲?
めちゃくちゃ好きだ。
ただ、完全に油断していた。
曲名を聞き逃してしまったのだ。
曲が終わったら、「ゆずの〇〇でした」と紹介してくれるだろう。
そう思って、最後まで集中して聴いていた。
ところが、曲が終わっても曲名の紹介はなかった。
今なら、歌詞の一部分でも覚えていれば、スマホで検索して数十秒で辿り着ける。
でも、当時の私にはそんな術はなかった。
翌日、学校で友人何人かに
「昨日のオールナイトニッポンスーパー聴いた?」
「あのゆずの曲、何だった?」
と聞いて回った。
「いや聴いてないなー。」
「覚えてないなー。」
結局、答えには辿り着けず、その日のうちに探すことも諦めた。
その曲と再会したのは、それから4、5年後。
たぶん、大学生になってから。
どこで再会したのかは、もうはっきり覚えていない。
ただ、その曲が流れた瞬間の感覚だけは、今でも覚えてる。
鳥肌が立つくらい、体がしびれた。
「あ、この曲だ」
何年も前、曲名すら分からないまま消えてしまった、探せなかった、あの曲。
それが、ゆずの「からっぽ」。
もちろん、欲しい情報に簡単に辿り着けなかった時代の方が良かったなんて、言うつもりは毛頭ない。
便利は基本的に正義。
便利さを提供することが仕事。
それは今も、これからもおそらく変わらない。
知りたいことをすぐ調べられる今の時代は、圧倒的に便利。
それでも、辿り着けないまま何年も心のどこかに残っていたものに、偶然もう一度辿り着いた。
あの瞬間の感動は、スマホを触れば10秒かからず辿り着ける今の時代では、なかなか味わえないものだろう。
人が感動する時や、達成感がある時は、そこには幾ばくかのバッファがある。
報われない期間がある。
辛抱して彷徨った足跡がある。
心が折れそうな時や、折れた時だってあるだろう。
だからこその、辿り着いた時の、他者には伝えきれない尊さがある。
私にとって、それを思い出させてくれた曲が、ゆずの「からっぽ」です。
すぐ得られる快楽のためではなく、本質的に満足するために。
明日もコツコツ頑張る。
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こちらをSNSに投稿する前に、ChatGPTに「誤字脱字が無いかチェックをしてください」と指示。
大きな誤字脱字はありませんが、1か所、明確な誤字があります。
「便器は基本的に正義。」
→ 「便利は基本的に正義。」
ここは修正です。
いやいや、めちゃくちゃ大きな誤字脱字だろ(笑)
1000%の勢いで止めてくれよ。
便利さに甘えるな。技術を信じるな。
と、言うことですね(笑)
それではここで、聞いてください。
ゆずで、「からっぽ」



