公益社団法人日本青年会議所 包摂社会確立委員会の第6回委員会が栃木県日光市の鬼怒川温泉で開催されました。
6月19日(金)の福山市議会予算特別委員会が終了後、すぐさま新幹線に飛び乗り、夜のうちに東京・北千住へ入り(再開発の進む北千住をじっくり見たかった)、翌日朝イチに鬼怒川温泉へ移動。
会議が始まる15時半まで、鬼怒川温泉の中心エリアを2時間以上歩き回りました。
目的は、バブル期に絶頂を迎えた鬼怒川温泉に今なお残る、断崖絶壁に建てられた廃墟ホテルや旅館群をこの目で見ること。
鬼怒川地区の人口は、最盛期の約16,000人から現在は約7,400人まで減少し、観光客数は最盛期の約320万人から現在は約100万人規模に。
住む人は約2分の1以下に、観光客は約3分の1以下に減少したことになります。
衰退の理由の一つは、全国の観光地でもよく見られるように、団体旅行向けの施設やサービスから個人旅行者向けへの転換が十分に進まなかったことと言われており、こちらは割と全国各地で語られている話。
しかし、鬼怒川にはもう一つ大きな要因があり、それが鬼怒川の魅力でもあった川沿いの断崖絶壁に建てられた大型ホテルや旅館群です。
これらの施設は鬼怒川を生かした素晴らしい景観を生み出し、多くの観光客を惹きつけてきました。
一方で、多くの観光地が団体旅行から個人旅行への転換に成功し再生を果たす中、鬼怒川ではその転換が難しかった施設が多数あったとされています。
その理由として、断崖絶壁に建てられた大型施設は、取り壊しやリニューアルに通常よりはるかに高額な費用が必要になるため、結果として再投資や再開発が進まず、多くの施設が廃墟として残ることになりました。
当初は鬼怒川という地域の特徴を生かした投資であったはず。
しかしそれが10年後、30年後の社会変化まで見据えた投資判断だったかと問われると、考えさせられる部分もあります。
非常に難しいところですね。
朧げながらの記憶なんですが、10年以上前にニュースか何かで見た、代々木ゼミナールの話がとても秀逸。(もし間違っていたらごめんなさい。)
少子化により受験生が確実に減少する未来を見据え、ほぼ全ての校舎を将来的に他の用途へ転用しやすい設計や立地を意識していた、という内容だったと記憶しています。
事業構想や施設の設計段階から、出口まで考えるという発想が印象に残っています。
賢い経営とは、出口戦略を持っておくことなんだと。
また、映画「千と千尋の神隠し」の宿のイメージになったとも言われる「鬼怒川温泉あさや」も見学させていただきました。
吹き抜けの大空間が広がる館内は圧巻の一言。
卓球台やゲームセンター、最上階の温泉など、随所に往年の温泉旅館の華やかさが感じられます。
鬼怒川温泉が最盛期だった時代の勢いを今に伝えるような、豪華な造りがとても印象的でした。
東武ワールドスクウェアも含め、本当に有意義で楽しく学びの多い時間となりました。
街を歩き、知ることが何より大好物な私にとって、心底エネルギーをいただける時間でした。
明日からも頑張れそうです![]()
なお、明日は午後から岡山県の総社市議会の傍聴に行ってまいります。




