
◆貝原大和
福山市の皆様、こんにちは。誠友会の貝原大和です。頑張る人が報われる福山実現のために懸命に取り組ませていただきます。
本日は、福山市の転出超過対策についてと、そして福山駅前のまちづくりについて質疑をさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
令和7年2025年10月27日の東洋経済オンラインの記事で、福山市は転出超過自治体で全国2位という厳しい状況が明らかになりました。
総務省が公表する住民基本台帳人口移動報告によると、1年間で2935人、1位の新宿区と50人の差しかないことや、3位には同じ県内の広島市が入り、広島県内2つの大都市が並んで上位に入ったという事実も含め、衝撃的なニュースでした。
福山市少子化対策専門家会議の資料では、進学、就職、転職のタイミングで転出が上回ってる現状が示されています。
郷土愛の醸成とともに、進学、就職、転職、Uターンのタイミングなど、人生の転機に福山に戻ろう、福山に残ろうと思っていただける選択肢がどれだけ用意されているのか、どれだけ見える化できているのかが問われています。
まず、本市が転出超過自治体ランキングで2位となった事実について、本市としての受け止めをお聞かせください。
次に、本市への理解や愛着を育むことは、義務教育段階において極めて重要であると考えますが、本市としての郷土愛の醸成の目的や取組についてお聞かせください。
次に、市内高校生の6割以上が4年制大学に進学しているとともに、市外からも多くの学生が本市の大学に通っています。
大学と市内企業の連携を通じて、企業の認知向上を図ることも重要と考えますが、現在、大学と企業が連携して実施している取組があればお聞かせください。
また、市内3大学の学生について、市内、市外ごとの市内企業への就職状況などを把握されていればお示しください。
最後に、福山市立大学の存在や今後の展開は、若者の定着や地域の活力向上に寄与するとても重要なテーマです。本市における同大学の位置づけと、その役割、効果に対する見解をお聞かせください。
次に、福山駅前再整備について伺います。
若者の声を反映するための取組として、ふくまちヒロバラボを開催してきました。座学とワークショップで構成され、未来を担う世代の視点をまちづくりに取り込む試みは、非常に意義深いものだと考えています。
本日までの4回の開催に当たり、手応えや成果をお聞かせください。参加者から出た意見やアイデアはどのように計画へ反映させるのか、具体をお示しください。
枝広市長からは、令和7年度9月定例会にて、11月中に新たな計画案のたたき台を示し、年度内に基本計画を取りまとめるとのスケジュールが示されました。
担当職員の皆さんの努力により、11月中こそかなわなかったものの、12月1日の福山駅前広場協議会には、たたき台が示されました。
今後、10年、20年、30年、あるいはそれ以上にわたり、福山駅前の姿を左右する極めて重要な論点を、このようにぎりぎりのせめぎ合いの中で進めている現状には大きな不安を抱いています。
今後の進め方について、道筋をどのように描いているのか、改めてお示しください。
あわせて、期限ありきの進め方では、将来に大きな禍根を残しかねません。当然、いたずらに期限を延ばすことは求めるものではありませんが、市民の声をより丁寧に集め、検討すべき論点をしっかりと深掘りするためにも、期限そのものに過度に縛られない進め方が必要ではないでしょうか。本市としての見解を伺います。
加えて、福山駅北口では、送迎車両などによる混雑と渋滞が深刻化しており、特に夕方以降は車両の動線が乱れるなど、非常に危険な状態が続いています。利便性の問題ではなく、安全面からも早急な対応が必要です。
福山駅南口のみならず、福山駅北口、そして福山駅の駅舎を含め、より広い視野で一体的に再整備を検討するほうが、将来に誇れる福山駅につながると考えます。本市としての見解を伺います。
最後に、ウォーカブルエリアにおけるマンション1階部分の活用について伺います。
近年、このエリアでは、中高層マンションの建設が相次ぎ、人口が増えつつあります。通勤、通学、買物の利便性を生かした都市型の暮らしが広がり、将来的なにぎわい創出の土台が築かれつつあります。
しかし一方で、マンションの1階部分が駐車場や住宅用のエントランスだけにとどまるケースが多く、歩行者の立ち寄るきっかけが生まれにくい場所が増えていることも実情です。
居住人口が増えたとしても、この状況が続けば、本来商業エリアとしての役割も担うウォーカブルエリアの強みであるにぎわい、交流、消費の場としての力を十分に発揮できなくなるおそれがあります。
このような状況は、にぎわい創出の課題になっていると考えます。本市の認識をお聞かせください。
また、マンション1階部分をまちに開くための仕組みとして、規制緩和などどのような取組を行っているのかお聞かせください。
以上で1回目の質問を終わります。
◎市長(枝広直幹)
貝原議員の御質問にお答えいたします。
初めに、転出超過の実態についてお答えいたします。
一部報道にある2935人の転出超過とは、総務省の住民基本台帳人口移動報告のうち国内移動のみの数値を取り上げたものであり、近年増加している技能実習生の転出入が正しく反映されていません。
中核市中、最多の監理団体が存在する本市への国外からの転入者数がカウントされておらず、市外への転出者数のみがカウントされているため、見かけ上、転出超過数が大きく増幅されています。
次に、大学と連携した企業の認知度向上に向けては、企業訪問、企業の経営者による講義やビジネスコンテストの開催、商品の共同開発や共同研究などに取り組んでいます。
本市としては、インターンシップなど学生を受け入れる企業のホームページでの紹介や、従業員と大学生が交流するイベント等を行っています。
市内3大学の直近3年間の市内就職率は、市内出身者が約5割、市外出身者が約2割となっています。
次に、福山市立大学についてであります。
市立大学は、人口減少の中にあっても、福山市が目指すまちづくりに貢献する大学として、地域課題の解決に取り組む人材の育成や地域社会と連携した学術研究を推進し、学術、文化の向上と地域社会の発展に寄与することを目的としています。
開学以降、地域全体をフィールドとした学びを展開し、実践力のある人材を社会に送り出しており、卒業者のうち約2割が市内に定着をしています。中でも、市内出身者の市内就職の割合を見ると、5割以上が市内に残っています。
次に、福山駅前広場の再整備についてであります。
まず、ヒロバラボは、今後のまちづくりの担い手となる若者が、将来の駅前広場での過ごし方や交通や広場の機能配置などについて、未来志向で建設的な議論を交わす場となりました。
3回目までに出された意見のうち、福山城の遺構を生かした空間にする、多様な使い方ができる広場にするなどを踏まえ、今月1日の広場協議会で2つのたたき台をお示ししました。
そして、一昨日実施した最終回では、広場空間の整備を見据え、参加者自らが駅周辺でやってみたいことを話し合い、公共空間などを使っての音楽やアートなどの集客イベントや、日常的な風景や居場所づくりなどのアイデアが出されました。
全4回を通して、広場の整備や活用に関する意見交換にとどまらず、参加者から将来の広場運営の担い手が出てくる可能性を感じました。
今後は、広場協議会の意見に基づき、交通分科会や新たに設ける広場の活用に関する分科会において、たたき台を練り上げていきます。
議員は、先ほどの御質問の中で、ぎりぎりのせめぎ合いの中で進めているとおっしゃっていました。何をもってそのようにおっしゃるのか私にはよく分かりませんが、次回以降の広場協議会では、分科会での検討状況や、より分かりやすい鳥瞰図等もお示ししながら議論を一歩一歩積み上げ、あるいはさらに一段と深め、広く市民や関係事業者、各種団体などへの説明も丁寧に行いながら、年度末に向けて基本計画案を作成してまいります。
次に、北口バスターミナル案の中では、送迎機能を含む立体駐車場を整備することで、駅北口の交通混雑を解消することも目指しておりました。
この案は、当面見送ることになりましたが、備後圏域の玄関口として、交通結節機能と都市の広場機能が融合した駅前広場の早期整備の重要性は変わりません。
次に、マンション1階の活用についてお尋ねがありました。
福山駅周辺のにぎわい再生の取組が開始されて以降7年間で、5階建て以上の中高層マンションが8棟建設されています。確かにその約9割は、1階部分がエントランスや駐車場として使用されています。
しかし、福山駅前再生ビジョンでは、商業だけでなく、働く、住む、にぎわいが一体となった福山駅前を目指しており、この7年間で新築されたマンションに居住した人は、約900人に上ります。
また、福山駅周辺の商店街において、本市が把握しているものだけで新たに42店舗が開店するなど、にぎわいや交流に少しずつではありますがつながっています。
次に、規制緩和についてのお尋ねがありました。
路面階に商業施設を呼び込めるよう、マンション等の大規模な建物における駐車場の義務づけを今年4月から緩和しておりますが、これまで利用はありません。
さらに、路面階に商業施設などを設ける場合に容積率を緩和するという制度もありますが、民間事業者からは、現時点ではそれでも収益性の確保が難しいと聞いています。
まずは、駅周辺部に良質な民間投資を呼び込めるよう、魅力的で利便性の高い駅前広場整備に取り組むことが先決と考えております。
以上で貝原議員の御質問に対する答弁といたします。
教育行政については、教育長から答弁をいたします。
◎教育長(小林巧平)
教育行政についてお答えいたします。
郷土愛の醸成の目的と取組についてです。
本市では、福山に愛着と誇りを持ち、変化の激しい社会をたくましく生きるこどもを育てることを目的として、大好き!福山~ふるさと学習~に取り組んでいます。
各学校では、福山産の食材を使って、地元企業と共同で商品開発に取り組んだり、福山ゆかりの先人に関する資料館等の施設見学や、歴史に詳しい地域の方へのインタビュー調査を行ったりするなど、地域資源を生かした教育活動を行っています。
また、ふるさと学習の一環として、地域と協働でばらを栽培したり、ばらを素材にした体験活動や探究学習を行ったりするRose&Peace教育にも取り組んでいます。
以上、教育行政の答弁といたします。
◆貝原大和
御答弁いただきましたので、これより再質問に移らせていただきます。
まず、テーマの順番を変更させていただきますが、御了承ください。
駅前のまちづくりについてお伺いさせていただきます。
先ほど、枝広市長より御答弁いただきまして、どういう意味でぎりぎりかが分からないというお答えをいただきました。
もちろん、こちらは私の主観ではございます。ただ、2020年から4年間かけてつくり上げてきたたたき台が一旦見送りになった中で、1年以内にまた次の計画をつくるという状況、今後20年、30年と恐らく未来にかけて大きな大きな投資になる中で、1年間のおおよその確定をしないといけないという切迫感は、私はかなりタイトなスケジュールだと感じています。
その上で、これから質問させていただきますが、まず12月1日にたたき台を示していただきました。この福山駅前の在り方というものは、正解もなく、様々な関係者もいる中で、調整が非常に大変な中、モックも含めてたたき台を示していただきました。ここまでの努力は、本当に大変だったと思います。
その上で、よりこの福山駅前がいいものになってほしいと願う一人の市民として、議員として質疑をさせていただきたいと思います。
まず、4回、福山駅前のヒロバラボを開催していただきました。これまでも、協議会や様々な場所で若者の声がもっと必要じゃないか、そういった背景があり、このような会を実施していただいたと思うんですが、実際に4回開催してみて、その反響とか成果はどういったものだったでしょうか。
◎福山駅周辺再生推進部長(村上正人)
4回開催したヒロバラボについての受け止めでございますが、まず43名という若い方たちが駅前広場の整備に関心を持って応募してくれたこと、非常にうれしく思っております。
そうした中で、まち歩きを通じて、ふだん何げなく過ごしている駅周辺の現状や課題を、将来を担う若者たちと共有でき、さらに広場の使い方や機能の配置について未来志向で建設的な議論ができ、そして率直な意見を聞くことができました。
意見交換を通じて、広場を整備する必要性についても新たに感じていただけたのではないかと感じております。
参加者が自分事として主体的に関わろうとする意見、あるいはいろいろな方と意見交換する中で、将来の駅前広場や駅周辺に対してわくわくしてきたといった意見など、多く御意見をいただきました。
将来の広場の活用や運営に関わる人が出てくる、そんな可能性も感じる会となったと思っております。
◆貝原大和
私もヒロバラボに4回中3回参加させていただきましたが、先ほど御答弁いただいたように、未来志向ですとか、あとはノーを言わない、そういった雰囲気があったがゆえに様々な方が意見をしやすい、非常に雰囲気のいい場だったなと思っております。
また、その半面、何か課題だったりとか、うまくいかなかったことなどありますでしょうか。
◎福山駅周辺再生推進部長(村上正人)
課題といいますか、ラボの運営に当たりましては、参加者に過度に負担をかけないよう配慮も必要と考え、時間的な配分、これまでの経過などを詳しく説明する時間と議論できる時間をしっかりと取る、そのあたり時間のバランスに苦慮する面もございましたが、今後も関心を持ち続けたいとか、今回のような機会があったらまたぜひ参加したいなどの声もいただきました。今後も若者を意識した情報発信に努めるとともに、ヒロバラボの参加者に対しましては、引き続いて継続的に情報提供などにも努めてまいりたいというふうに考えております。
◆貝原大和
約40名の方が4日間、12時間以上そこに参画してくださったことは非常にすばらしいことであり、その中で負担をあまりかけないようにというような発言がございました。
私がこのヒロバラボに参加をして、ここが少し物足りなかったかなと思うのは、これまでの歴史背景ですとか、実際にどういう公共交通機関がどれだけ使われているかですとか、そういうエビデンス部分に関しての共有っていうものが非常に少なかったのかなと思って、やっぱりそういうものがないと建設的かつ実現性の高い議論ができないかなと思いました。
第1回のアンケートの際に、もう少しそういったエビデンスを共有していただきたいという要望をさせていただきましたが、そこら辺は恐らく改善がされなかったかなと思いますが、どのような認識だったのでしょうか、教えてください。
◎福山駅周辺再生推進部長(村上正人)
ヒロバラボの開催に当たりましては、毎回終了後に、会の運営などについても含めてアンケートを行いました。
その中で、議員おっしゃられましたように、データなどのエビデンス、そういったものの提供に対する御意見もありました。
ただ、先ほども申しましたように、どれだけの時間配分でどういうふうな議論をしていくか、あるいは事前に課題を課すとか、そういったことに対する負担、そういったことのバランスも考慮しながらワークの組立てを行っていったものでございます。
以上です。
◆貝原大和
参加者への配慮というところは重々分かりました。
ただ、実際に参加してみると、恐らくもっと意欲は高く、もっと学びたいというような視点も見えたのかなと思いますので、もし同じように今後このような場が開かれる場合は、ぜひそういったところも1点計画の中に入れて検討いただきたいなと思います。
また加えて、これからの未来を担う仲間が増えたようなきっかけでもあったと思います。彼ら、彼女らに、このワークショップに参加してよかったと、そして今後も参画したいと思っていただけるように、これからの流れをフィードバックしていただく必要があると思いますが、これからの流れはどういった計画でしょうか。
◎福山駅周辺再生推進部長(村上正人)
会議の中、あるいはその後のアンケートなどでも、参加者の中からは継続した議論の必要性、あるいはそういった機会があれば参加したいという声もいただいております。
どのような手法を取るかにつきましては、今後の検討になろうかと思いますが、先ほど申しましたように参加者への今後の議論の情報提供に努めてまいりたいと思っておりますし、今後も活用や運営に主体的に関わろうとする意欲のある方々、そういった方々が継続的に議論に加わっていただける、そんな仕組みについても検討してまいりたいというふうに考えております。
◆貝原大和
承知いたしました。
ぜひその参画いただいた43名の方が、ほかの仲間にも、ほかの若い世代にもこういったことがあるんだよ、こういう場所があるんだよっていうのを伝播したくなるような、そういったフィードバックを引き続きしていただきたいと思います。
ここからは、たたき台の中身に移らせていただきたいと思います。
本来は、図があればたたき台を示しながら話をしたいんですが、12月1日に2つのたたき台を出していただきました。
まず1つ目が、バスターミナルを伏見町の北側、サンステ南側に移動させ全面広場化、そして観光バスや中小型バスをゆうちょ銀行東側、駅から南400メートル下ったところに移動させたものでございます。
そして2つ目が、バスターミナルを約6割程度縮小したもので、バスターミナル中型、あと観光バスは伏見町の北側そのままでございます。こちらは、約半分が広場、半分が公共交通機関のバスとなっておると思います。
私としては、2番の案がベターだと考えております。理由は、9月の定例会でも申し上げましたとおり3つありまして、1つが全面広場化っていうものに対する期待が過剰だなっていうところ、あとはそれでにぎわいが出るというのは非常に過大評価かなと、そして3つ目に、公共交通機関の優位性は非常に高いと考えてるところでございます。
1つ目のたたき台を見ていただきますと、1日に700台乗り入れするバスを伏見町の東側に移動させるという案でございます。福山駅からの距離は近くはなりますが、そこから伏見町を東側に迂回するという距離を考えますと、人件費と時間、年間で約2億円バス業者が負担するということを考えますと、バスユーザーとしては負担が大きいと考えております。
また、このたたき台もメディアなどでも大きく出たと思いますが、市民の方や協議会の反響など、どういった感想をいただいてますでしょうか、教えてください。
◎福山駅周辺再生推進部長(村上正人)
これまでの協議会等での御意見として、伏見町の北側へバスの乗降場を設ける案、これについては駅に近くなるという面では、ユーザーにとって非常に利便性が増すのではないかといった意見もございました。
一方で、バス事業者等からは、議員と同じような御指摘もございます。
ただ、交通の混雑であるとかそういったことに関しましては、しっかりした検証を行いながら、そこについては今後もしっかりと御説明をしてまいりたいというふうに考えております。
◆貝原大和
2025年度末までに基本計画を作成ということではございますが、今後のスケジュールの見通しはどういう感じでしょうか。例えば、対話集会はするのか、協議会はするのか、そのあたりのスケジュールの算段を教えてください。
◎福山駅周辺再生推進部長(村上正人)
今後の進め方、それからスケジュール感といった御質問でございます。
今後につきましては、さらに今回お示しした2つの案につきまして、交通処理の面、あるいは広場活用の面、そういったところを分科会からも意見をいただきながら検討を進めてまいります。
そうした上で、改めて協議会の意見も聞いてまいりたいというふうに考えておりますし、また広く市民や関係事業者、あるいは各種団体などへも丁寧に説明をする機会も設けながら、年度末に向けて基本計画案の取りまとめを進めてまいりたいというふうに考えております。
◆貝原大和
承知いたしました。
今後、協議をしていく中で、どれだけこのプランの解像度を高めることが重要かなと思います。
先日、12月1日にモックを見せていただけたことで非常に議論も活発に、そしてどういった未来が目指されているのかも見えました。
この一般質問の中でも、3D都市のシミュレーション、このあたりの話についても言及があったと思いますが、これはおよそいつぐらいに見れる状況になるか、何か算段はありますでしょうか。
◎地域拠点形成推進部参与兼福山駅周辺再生推進部参与(建内宏一)
交通シミュレーションの公表の時期についてのお尋ねです。
交通シミュレーションにつきましては、3Dのものというよりもパソコン上で解析したものでございまして、先ほど申しました12月1日に開催した広場協議会においてお示しいたしました2つの計画案、たたき台を基に作成した交通シミュレーションでございます。それは、次回協議会でお示しするよう考えております。
以上でございます。
◆貝原大和
承知いたしました。
どうしてもバスがどういうふうな動きになるかとか、そういったものはやはりできる限り口頭じゃなく図なりソフトで見れないと、なかなかその後の議論ができないかなと思いますので、その後のアウトプットを楽しみにしております。
今後の運営について質問をさせてください。
この駅前広場の再整備に関しましては、大きなキーマンとして、座長を務めていただいている清水座長が運営するアフタヌーンソサエティさんです。こちら、2016年から福山市と取引がございます。ずっと継続的に随意契約、つまりプロポーザルを経ずにこれまでもやり取りがありましたが、2026年度以降はどのような道筋でしょうか、教えてください。
加えて、これまでのやり取りした件数と、その企業にお支払いした金額を教えてください。
◎福山駅周辺再生推進部長(村上正人)
2016年以降の福山駅周辺再生の取組に関わっての委託でございます。
2016年以降、福山駅前再生ビジョン策定に係り、福山駅前再生協議会を運営してまいりました。ビジョン策定後は、デザイン会議を開催し、デザイン計画の策定、エリア価値創造フォーラムなど、まちづくりの勉強会などを進めてきております。また、2021年度からは、本格的に駅前広場整備の議論をスタートさせております。以降、決算が終わっております2024年度までの9年間になりますが、当該受託者へは9年間で24件、約3億9000万円の支払いを行っております。
以上です。
◆貝原大和
24件、3億9000万円という金額を、特定の業者に支払い続けているというところでございますが、この合理性を簡単に教えていただきたいのと、2026年度以降はどのような道筋でしょうか、教えてください。
◎福山駅周辺再生推進部長(村上正人)
特に、現在大きく進めております福山駅前広場の再整備につきましては、単なる駅前広場のリニューアルというものではなく、これまでの駅周辺再生の取組の流れの中、前回議員との議論にもありましたように、周辺市街地の一体的な視点を持って良質な公共空間をつくり出すことによって、駅周辺全体のエリアの価値を向上させ、そして都市の魅力と活力の向上、また福山市全体の活性化にもつなげていこうとする取組でございます。
そのため、福山駅周辺の再生と一貫した方針の下、継続的に、さらに計画性を持って取り組んでいく必要があるものと考えております。
受託者は、再生ビジョンの方向性やまちづくりの手法を提案した事業者でありますが、全国の先進的なまちづくりプロジェクトにも多く携わって実践経験を有するなど、他社にない専門的知見と実績がございます。補助金に頼ることなく、経済的に自立した民間主導型の官民連携事業の普及啓発を行う全国でも先駆的な事業者でございます。
これまで、同社と契約はしておりますけれども、いたずらに長期契約を結んでいるわけではなく、毎年、成果と次年度の展望を踏まえて単年度ごとに検討し、その結果が現在の状況となっております。
こうした本市の進め方につきましては、国からも評価を受けておりまして、2018年には地方再生のモデル都市、そして2021年からは新しいまちづくりのモデル都市の指定も受け、モデル都市の中で本市の官民連携の進め方を全国に横展開したいということで、官民連携まちなか再生推進事業というメニューも国のほうでつくられております。
契約に当たりましては、経済性についても他社からの見積りを取るなど検討を進めており、国の会計決算におきましても、専門性であるとか継続性の観点から説明をし、確認もいただいているところでございます。
2026年の契約につきましては、今年度の事業の進捗や成果を踏まえ、次年度の事業、あるいは予算について検討を進めるものでございまして、現時点で決まっているものはございません。
以上です。
◆貝原大和
2026年度は、検討というところでございました。
このアフタヌーンソサエティさんとこれまで仕事をしてきたのは、先進的な事例、知見、実績っていうところでございました。
第12回の駅前広場協議会においては、清水座長から、座長という立場なので私からはあまり意見は言いませんという言葉と、あと第10回の協議会では、何と言ったらよいか分かりませんが、不幸中の幸いというべきなのか、よい結果が生まれる前兆のような気がしたという、計画案が見送りになったときの発言がございました。
やはり、これだけの大金を費やしていますので、先ほどの先進的な知見と実績を存分に出していただいて、しっかり引っ張っていくように御要望いただきたいと思います。
続きまして、北口に移らせていただきます。
私は、つくづく北口や駅舎、サンステも含めた一体的な整備を理想だなとは思っているものの、なかなかそういった動きにはなりませんが、今回、先行整備案として南口のたたき台ができました。北口に関しましては、今後どういった考えをお持ちでしょうか。
◎地域拠点形成推進部参与兼福山駅周辺再生推進部参与(建内宏一)
北口の今後の整備についてのお問合せでございます。
北口につきましては、市長の答弁でもございましたが、南北一体的な整備として、北口バスターミナルの中で、送迎機能を含む立体駐車場を整備することで、駅北口の交通混雑が解消することを目指しておりました。
しかし、その案は見送りとなりました。
しかし、駅周辺のにぎわいを再生するためにも、歩みを止めることなく着実に進む必要があり、まずは南側を中心に検討を進めているところであります。
以上でございます。
◆貝原大和
北口のロータリー、恐らく御存じだと思いますが、特に夕方以降の混雑が激しくて、ロータリーは全て埋まり、そして北側の道にも車がはみ出て、車道の動線も塞いでしまうような状況ではございますが、この実態の認識はございますでしょうか。もし何か数字などあれば教えてください。
◎地域拠点形成推進部参与兼福山駅周辺再生推進部参与(建内宏一)
福山駅北口のロータリー及び路上の混雑についてのお尋ねでございます。
まず、福山駅北口においては、通常、平日及び休日の昼間の時間帯は混雑してないというふうに認識をしております。
しかし、平日夕方の17時から18時ぐらいまでの時間帯は、北口の送迎場においては、新幹線や電車の到着時間に合わせて送迎する車両が一時的に重なります。本来、駐車禁止なんですけども、あのロータリーにつきましては。そこに長時間駐車することで混雑しているような状況が見受けられます。
この長時間駐車について、昨年、帰省ラッシュの時期の12月29日に調査をしたところ、送迎車両の駐車時間につきましては、平均19分間も駐車しているということが認識できました。
また、その送迎場における長時間駐車によって送迎場に入れない車両が無理に路上で待っているという状況がございました。
危険な状態というようなこともおっしゃられたんですが、事故についても警察に問合せをしました。福山東警察署によりますと、2025年に事故1件、2024年に事故1件が発生しております。
さらに、両方とも軽微な車両同士の事故であり、重大な事故は発生してないというふうに警察から伺っております。
以上でございます。
◆貝原大和
事故の件数が年度ごとに1件ずつということで、多くはないというような話かとは思いますが、先ほど平均で19分停められているというところは健全ではないと思いますので、ぜひ、あのあたりの整備、道路交通規制も含めて御検討いただきたいと思います。
では、テーマを中高層マンションの1階の活用について移らさせていただきたいと思います。
市長の答弁でもございましたように、7年間で900名の方が高層マンションに移り住んできたというところでございます。実際に人口が増えることは、にぎわいづくりの非常に重要な土台ではあるんですけども、一方で、1階部分がエントランスや駐車場のところが多い。ニューキャスパのアルファゲートタワーとアイネスのローズタワーの2つ以外はエントランスか駐車場となっております。
その状況を緩和するために、1つ今年の4月1日からやっていただきましたのが、駐車場の附置義務緩和でございますが、こちらに関してはまだ成果が出てないというところでございました。
もう一方、こちらも御検討いただきたいこととしまして、マンション、オフィスなどの容積率緩和でございます。こちらも、1階、2階にテナントを入れると、ビルの高さや容積率を緩和できるというところでございましたが、ディベロッパーさんなど業者から収益性の確保が難しいというような回答をいただいたと聞いております。
このあたり、もう少し詳しく教えていただけますでしょうか。
◎都市部長兼産業用地担当部長兼福山駅周辺再生推進部参与(難波和通)
マンションの1階に誘導施設を設ける場合のマンションディベロッパーから聞いている収益性の確保が難しいということの具体についてのお尋ねでございます。
店舗を設けるということになりますと、臭いでありますとか音でありますとか、そういったことが発生して、マンションのその上の階が売れにくいということもあろうかと思います。店舗の床はディベロッパーが売って終わりっていうわけではなく、閉店することもあるでしょうし、そういったことでずっと床を維持管理していかなければならないと、そういうこともありまして収益性が難しいというふうにお伝えをいただきました。
以上でございます。
◆貝原大和
その言い分は重々理解できます。ただ、ちゃんと稼げるエリアであれば、恐らく1階の家賃収入のほうが、分譲で売るよりも長期で見ると利益は出るはずなんですが、なかなかそこに対する投資に及び腰な企業が多いというところでございます。
ここを変えていくのも行政のまちづくりの一環ではあると思いますので、ぜひそういった商圏として見られていないということが私たちにとって悔しい状況だと理解して、ぜひ今後もディベロッパーに対する福山駅前のウォーカブルなエリアの売り込みをやっていただきたいなと思います。こちらは要望とさせていただきたいと思います。
では続きまして、こちら2つ目のテーマでございますが、転出超過対策に移らさせていただきたいと思います。
枝広市長のほうから、国外からの転入の人数が入っていないという数字の共有がございました。今、福山市内には1万1200人の外国人の方がいらっしゃいますが、75%が、こちらが技能実習など特定の目的のために中長期滞在をしているのみで永住ではございません、永住が2500人というところでございます。もし何か有事のことがありましたら、こちらの方々は福山を去ってしまう可能性が非常に高い、なかなか人口として定着してない数字だというところは認識させていただきたいと思います。
また、本市としまして、2021年3月に策定した福山みらい創造ビジョンにおいては、2025年の人口目標46.6万人というところでございましたが、現状は恐らく45.3万人かなと思います。この乖離に関しましてはどのような分析をされてますでしょうか、教えてください。
◎企画政策部長(小畑佳代)
2021年3月に策定しましたビジョンの人口との比較における乖離ということでございます。
本市におきましても、これは国立社会保障・人口問題研究所のほうの数値でございます。
その後、社人研におきましても、人口推計のほうは変更されておられますが、全国的に人口減少というのが想定外に進んでいるというふうなところはございます。
本市としましては、特にこの間、人口が減少しておりますのが20代、30代の若者でございます。
その理由といたしましては、特に就きたい職業がないであるとか、買物できるお店が少ないというような御意見をいただいているところでありまして、本市としましても、若者に選ばれるまちというのを進めていく必要があると考えております。
それと併せまして、少子化が加速度的に進んでおります。そちらについても、少子化対策専門家会議を経まして、新たな少子化対策というものを取りまとめていく必要があるというふうに考えております。
以上です。
◆貝原大和
承知いたしました。
その中で、今回転出対策について議論をさせていただきたいんですが、まずは社会減のほうが自然減よりも即効性が高いというところでございます。この社会減、転出超過に関しましては、どういった優先順位で対策をしていかれるか、市の方針を教えてください。
◎企画政策部長(小畑佳代)
まず、社会減と自然減につきましては優先順位ということはなく、両輪で進めていく必要があるというふうに考えております。
その上で、転出超過につきましては、特に若者、女性の転出超過が顕著という中で、まずは学びと、それから仕事の選択肢を充実させていくこと、そしてまちのにぎわいの創出、また子育てしやすい環境整備、そうしたことを対策の柱として取り組む必要があると考えております。
以上でございます。
◆貝原大和
学びと仕事の選択肢の充実は、非常に賛同するところでございます。
ここからは、若い世代に特化するというところで、若い世代から順に対策を聞かせいただきたいんですが、まず義務教育課程の方々に対する郷土愛の醸成についてでございます。
私も、千田小学校、幸千中学校を卒業しましたが、そのときにどういう郷土愛の醸成を受けたのか正直覚えてないんですけども、工場見学で某企業の本当に大きな工場を見たときは本当に感動した、そういった鮮明な記憶もございます。
ぜひ、こどもたちにも印象に残る、記憶に残る、そういった郷土愛醸成をしていただきたいんですが、どういった取組をされていて、どういう成果が出てるか、教えてください。
◎学校教育部長(笹尾孝治)
郷土愛醸成の取組の具体についての御質問です。
多くの学校では、社会科や総合的な学習の時間などで地元企業や工場の見学を行っています。そのほか、体験的なものとして、例えば地元企業からデニム廃材をいただきアームカバーを作成する活動を行ったり、食品会社と協力してラーメンやふりかけの商品開発をしたり、地域の飲食店の協力を得て地域のお祭りに出店し、そこで得た利益を使って花瓶や花を購入して交流会に寄附したりするなど、地域の実態に応じた様々な取組を行ってるところです。
以上です。
◆貝原大和
教材として、大好き!福山~ふるさと学習~の副読本があると思います。こちらは小学生の皆さんが読まれてると思うんですけども、福山大好きと検索していただけるとすぐ出てきますので、ぜひ職員の皆さんも、傍聴席の皆さんも、議員の皆さんも見ていただきたいと思うんですが、こちらはどのように活用されてますでしょうか、教えてください。
◎学校教育部長(笹尾孝治)
大好き!福山についての御質問です。
この教材は、かつては本の、いわゆる紙媒体での教材でしたが、どこからでも活用できるようにということで、議員おっしゃったようにデジタルとしてホームページから閲覧することができます。
学校では、社会科や総合的な学習の時間において、郷土の偉人であったり福山のオンリーワン企業であったりとか、そういった具体の資料として活用しております。
以上です。
◆貝原大和
今御答弁いただいたように、まさに本がPDF、デジタル教材になったというようなところで、PDFのまんまかなと思うんです。昨今のデジタル教材、非常にデザイン性に優れたものであると、クリックすると動画が流れたりとか音声が流れたりとか、そういった取組もできるかなと思います。約2万4000人の小学生が見る教材でございますから、ここに幾らかお金を投資するのは非常にコスパもいいと思いますので、ぜひアップデートの御検討をいただけたらと思います。
続いて、福山市立大学の2027年4月開講予定の情報工学部についてお聞かせいただきたいと思います。
この少子化の時代、そして定員割れも様々聞く中で、新しい学部を、そして理工系人材を育てる学部をつくるという挑戦はすばらしいものだと思っています。
生成AIやサイバーセキュリティーなど、この福山市のものづくり企業にとっても非常に重要な部分を学べるのかなと思うんですが、この新学部を創設する意義や目的を改めて教えてください。
◎総務部長選挙管理委員会事務局参与(岩崎雅宣)
新学部創設に係る意義、目的といったお尋ねでございます。
本市には多様なものづくり企業が集積をしており、理工系の人材を望む声が産業界を中心に多くあります。情報工学部の設置に向けた検討を始め、今進めているところですけども、デジタルなどの知識や技能を備えた人材は、本市に多種多様な企業が集積している環境と相乗効果があるものと考えております。将来、市内企業の成長の原動力となる人材が育成されることを期待しております。
また、大学が実施しましたアンケートによりますと、市内に理系学部を有する国公立大学がないことを理由に、市外の大学に進学している高校生がいることから、市外への流出が軽減されるといったことも期待しております。
以上でございます。
◆貝原大和
産業界からのニーズと、岡山市や広島市に行かないと国公立の理工学部がないというふうな話だったかなと思うんですが、ぜひそういう、この地域にたまたまないだけじゃなく、人気の学部にしていただきたいなと、話題の学部にしていただきたいなと強く思います。
その上で、1個ボトルネックになりますのが、公立大学の先生の給料がなかなか上げづらく、私立の大学との給与合戦で負けるというところがございます。これに関しましては、福山市が誇る企業のエース級の人材など、そういった方々をしっかり巻き込んで教壇に立っていただき、1次情報、実際に先進的な取組を学んでいただきたいなと思うんですが、例えば特任教授ですとかそういった巻き込み方をしていただきたいと思いますが、算段はございますでしょうか。
◎総務部長選挙管理委員会事務局参与(岩崎雅宣)
称号を与えて、大学との関わりを持った人材を確保するといったお尋ねであろうかと思います。
これにつきましては、今後、新学部開設に合わせまして大学において検討されるものというふうに考えております。
以上です。
◆貝原大和
最後に、市内企業のPRについて質問させていただきたいと思います。
本市には、2万を超える事業所、様々なオンリーワン企業があるが、BtoBの会社も多く、なかなか若い世代に認知が届いてないという声も聞きます。この辺りの課題と、どういった対応をされてるか、教えてください。
◎経済部長兼企業誘致推進担当部長兼福山駅周辺再生推進部参与(渡邉真悟)
市内企業の状況と認知度向上に向けた取組でございます。
市内の3大学を対象に、毎年度、卒業年次の大学生に就職に関するアンケートを取っております。
この中で、過去3年いずれも5社未満しか市内企業を知らないという学生が4割前後おります。この点を課題と感じておりまして、認知度向上に向けた取組が必要であるというふうに考えております。
そういった中で、現在市内企業の認知度向上、特に企業を深く知ってもらう、企業と学生の接点を増やしていく、そういった取組が必要であるというふうに考えておりまして、市長が答弁申し上げましたインターンシップや職場見学などを受け入れる企業のホームページ上での公開ですとか、あるいは従業員と学生が交流するイベント、そういったものに加えまして、現在市内企業約200社を掲載した企業ガイドの発行ですとか、あるいは合同企業説明会なども行っているところでございます。
今回、従業員と大学生との交流イベントの中でも、企業の中にはいろんな部門があるということを知ったという声も伺っております。市内様々な業種の企業がございますので、そういったところをより深く知ってもらえるような取組を今後も続けていきたいと思っております。
以上です。
◆貝原大和
ぜひ、若者を巻き込み、若者自身がどういったところに情報があるかを多分理解されてますので、若者の目線をしっかり活用いただきたいと思います。
最後に締めさせていただきますが、学びの場と働く場が非常に重要だと思います。どれだけ伝説のイベントがあっても、どれだけすばらしい観光地があっても、学べて働けないと人は定着できません。ぜひそんな福山をつくっていきましょう。
以上で終わります。ありがとうございました。

