高市早苗総裁は自民党議員に対し「馬車馬のように働いていただきます」と呼びかけ、さらに「私自身もワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てます」「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」と発言されました。
この発言に対しては、問題視する声も少なからず見受けられます。
ただ、私としてはシンプルに「総裁や議員にはしっかり仕事をしてもらえばいいのでは?」と思いますし、むしろ「今に不満を抱き、未来に不安を抱くこの日本を大きく変えるために、懸命に働いていただきたい」と強く願うばかりです。
もし仮に「私、高市早苗は総裁になりましたが、ワークライフバランスを大切にし、1日8時間労働、週2日と祝日は休みをいただきながら頑張ります」と宣言したとしても、結局は叩かれるでしょう。
実際、過去には安倍首相がわずかな休みの日に、知人と大好きなゴルフへ出かけただけで批判を浴びたこともありました。
社長や総裁といった役職を自ら望み、その座を射止めたのであれば、当然そこには会社や組織、国を導くという結果責任が伴います。
もし導けなければ、会社や組織、国は死に絶えます。
ワークライフバランスは、雇用される側や保護されるべき立場の人々にとっては重要であり、当然しっかりと守られるべきものです。
しかし、自らその立場を望み、全身全霊をかけて達成したい目標を掲げている人に対してまで、画一的にワークライフバランス(わかりやすく言うなら、労働時間の上限)を押し付けるのは筋違いであり、むしろ妨げになりかねません。
私自身、新卒でサラリーマンとして働いた2年9ヶ月の間、ほぼ週6日間以上、職場や担当店舗の近くに身を置き、自ら望んで休みなく働いていました。
残りの1日弱は独立のための勉強や準備、情報交換に時間を割いていました。
東京に8年以上いましたが、全くと言っていいほど遊んでいません(笑)
その理由として、1日も早くビジネスマンとしてひとり立ちしたいという思いと、3年以内の起業独立という目標を是が非でも実現したかったからです。
あの新卒時代に労働時間を厳格に制限されていたら、今の自分は存在しなかったでしょうし、独立はもっと遅れていたと思います。
私は現在、起業独立して14年目ですが、今日までパソコンを開かなかった日は1日もありません。
繰り返しになりますが、ワークライフバランスは、それを望む個人には適切に適用されるべきです。
しかし、リーダーとしての立場を自ら望み、成し遂げたい目標に向かって全力を注ぐと宣言している人には、外から制約を課すのではなく、当人が思い切りやり切れる環境を整えてあげることこそが大切だと考えます。
頑張りたい人が頑張れる国へ。
その頑張りが積み重なれば、今頑張れない人を支える力になる。
高市早苗さん、何卒よろしくお願いします。
私も頑張ります!
