昨日の6月22日(日)に広島ブロックアカデミーin竹原を担当副会長として終えたのち、本日23日(月)には竹原市議会を傍聴することができました。
スケジュールのタイミングがドンピシャでした(笑)
なお、竹原市役所は今年の1月8日から運用されている新庁舎であり、随所に工夫がなされていますので、ハード面を中心に、特徴や違いを共有させていただきます。
【議場の多目的ホールとしての活用】
1階に設置された議場は、議会開催時以外は机などを収納し、多目的ホールとして解放しています。
地域行事・市民集会などに対応できるフレキシブルな空間です。
故にとてもスマートで、無駄がない作りであるとともに、傍聴席と議員・執行部との距離が非常に近く、臨場感をとても感じます。
反面、あまりに距離が近いからか、発言者以外の議員が私語も含めて発言しやすい雰囲気があり、発言者自身が他の議員の発言を制止する場面もありました。
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【議会ルールの違い】
竹原市議会の一般質問については、会派制ではなく、一人あたり最大90分の持ち時間が与えられており、全議員に公平な発言の機会が確保されています。
福山市議会の場合は会派制を取っており、会派ごとの人数に(おおよそ)比例する形で時間が割り振られており、登壇希望者が多数の場合、時間を短くするか、登壇者数を絞ることになります。
一般質問を望む議員全員が登壇でき、加えて時間も含めてフェアな制度設計は、非常に羨ましく感じるところ。
また、議場のレイアウトも特徴的で、議長席をセンターに、左側に議員席、右側に執行部席が配置される、議員と行政が真正面から対峙する形が取られています。
議会と行政の対等性が、視覚的にも明確に表現されていると言えます。
二元代表制のもと、議会と行政がそれぞれ住民の代表として、相対するという地方議会の在り方を象徴する配置だと感じますね。
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【防災拠点機能の強化】
災害時でも行政機能を維持できるよう、窓口や電気室は2階以上に配置。
これは浸水リスクを想定した対策です。
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【バリアフリー&ユニバーサルデザイン】
バリアフリー・ユニバーサルレイアウトにより、誰もが使いやすい庁舎としての設計が徹底されています。
障がいのある方や高齢者、子育て中の方など、多様な市民に配慮した構造ですね。
他自治体の「議会や委員会の実施中の現場」への視察は、これで岡山県笠岡市・広島県府中市、東広島市、5事例目です。・
引き続き、積極的に他の自治体の事例を学びながら、議会議員活動の精度向上に精進してまいります。
現地で様々お話を聞かせてくださった 村上 まゆ子 さん、ありがとうございました!
ではでは、福山市へ帰ります。
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